アカペラへの道~
第9話 Dreamyのテーマ(Theme of Dreamy)
デュエット・グループDreamyのテーマ・ソング。この曲は自分でとても気にいってしまってDreamyバージョンの他にMetamorphosis-Oneとしてのバージョンも作ってみようと思い立ちました。ミディアムの4ビートの曲なのでリラックスして自由気ままに歌う感じが出せたらいいなと思っていますがさてうまくいくでしょうか。やはりファルセットがいかにうまく歌えるかが鍵になりそうです。
完成したプチ・アカペラ・パートAを聴く
完成したプチ・アカペラ・パートBを聴く
完成したプチ・アカペラ・パートCを聴く
歌詞 ライナー・ノーツ
【音域の問題】
- レベルアップしたい気持ちもあるのでいつものようにプチ・アカペラ部分もファルセットじゃないと出せない音域に設定しました。地声とファルセットをスムースに切り替えられないといい感じにはなりません。練習のし甲斐があります。ちなみに、プチ・アカペラ・パートの部分だけでいうとリード・ボーカルはG3からC5の音域を使います。ど頭のフレーズはG4,E4、A4でファルセット/地声の切替を行わなければなりません。気に入ったテイクが録音できるのは10回に1回ぐらいですが段々成功する確度が上がるよう頑張りたいと思います。E4のところを無理やりファルセットで歌うのも1つの方法です。そういう風に色々なアプローチを試してみたいと思っています。
【音程の問題】
この曲はキーがCです。サビのコードは凝りに凝っておりほんとにキーはCなのかいなと感じるほど。だからボイシングも必然的にちょっと奇天烈にならざるを得ないということになります。まあ、何回かやってみればそのうち慣れるでしょう。
【アレンジの問題】
この曲の場合色々なアイデアが沸いてきてボイシングであまり悩むことはありませんでした。まず最初のアイデアが頭のプチ・アカペラパート(アカペラA)です。8小節で終わろうと思ったのですがこの後、口ベースでメロディと2声だけで構成するパートを作ることを思いつきました。できるかちょっと不安でしたがやってみたら意外とうまく出来そうです。この後普通にバンドが入ってきます。アイデアというのはなかなか思いつかないので普通はこれでネタ切れになるのですが、この曲はそれで終わらなかった。オルガン・ソロの後再びプチ・アカペラ・パート(アカペラB)が登場します。今度はソロ+3声のギターのキザミ・シミュレーションというアイデア。結果はギターのキザミに似ているかと言うと全然似てません。が、聴いてみると音楽として十分成立している気がします。ギターのキザミに如何にして似せるかとか考えずこのままのアレンジで行ってみようと思います。実はプチ・アカペラ・パートはさらにもう1箇所存在します。(アカペラC)エンディングでバンドがブレイクしてジャズのお決まりのフレーズをアカペラで歌います。という具合にアイデア盛り沢山で楽しく作ることが出来ました。いつもこんなんだったらいいのにと思ってしまいます。
【その他の問題】
- 口ベースはこの曲で初めて試してみましたが、独特のフィーリングがあり気にいってしまいました。今後の僕の曲で多分再び登場すると思うのでお楽しみに。
- 色々な曲でプチ・アカペラ・パートを作ってみてコーラスでハモるテクニックを磨いたつもりですが短い曲なら目標の全部アカペラの曲に取り組める気がしてきました。
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