音楽に魔法をかけよう 低音の迫力 音楽に魔法をかけよう 低音の迫力 音楽に魔法をかけよう 低音の迫力 音楽に魔法をかけよう 低音の迫力

音楽に魔法をかけよう 低音の迫力音楽に魔法をかけよう
1.7)番外編:アカペラで使う~



  低音の迫力を演出する魔法

【貧相な低音を加工する】
 アカペラで使う魔法のいよいよ第3弾です。僕は低い声で歌うのはちょっと苦手。男性コーラスでバスを担当する人の低い深みのある低音の歌を聴くと思わず憧れてしまいます。そういう憧れがあるので低音の声にはどうしても耳が行ってしまい蚊の鳴くような貧相な僕の低音パートを聴くと悲しくなってしまい何とかしたいと思うことがしばしばありました。さて、この技は魅力的な低音の持ち主なら必要のない技かもしれません。いわば僕のような貧相な低音を迫力のある低音に加工する魔法と言い換えても良いでしょう。


迫力を出すということ
 今回は新しいエフェクタ「アーリー・エコー」の登場です。アーリー・エコーを使って迫力のある低音の声を作ってみましょう。「アーリー・エコー」はあまり馴染みがないエフェクタかもしれません。プリ・ディレイ付きの短いディレイと思って頂ければよいと思います。これを読んでチンプンカンプンだった貴方。ディレイのパラメータを勉強する必要があるかもしれません。そういう僕も実はこの「アーリー・エコー」というエフェクタは通常どんな風に使えば良いのかよくわかっていません。笑)新しいエフェクタをマスターしようと思い色々遊んでいるうちに偶然迫力の出る感じが出る音の設定を見つけたというのが正直なところです。こういう試みをする場合ほとんどが自分の目指す音とはかけ離れた変な音になってしまうのですが見つけられたのはほんとにラッキーでした。その苦労して見つけた設定が以下です。
合わせ技を使ってみる
 それでこの技には合わせ技があります。思い出しましたか?そうそう、「コンプレッサ」です。「コンプレッサ」の音を潰すタイプの設定を使います。「アーリー・エコー」と「コンプレッサ」を使うことにより、か細い低音にかなり迫力がつきアカペラ全体がグッと締まった感じになりました。

【この技を使う条件】
 で、最後に1つアドバイス/お願いです。このページで紹介した技は僕のようにか細い低音の声を太くまともに聴こえるよう改善する技です。これを低域が十分に歌える魅力的な声を持つバスの人に適用したら果たしてよい結果がでるかちょっと疑問を感じます。僕の周りには魅力的なバスで歌う人はいないので確認する術がありません。この方法を試してこうだった/ああだったという経験をされる機会があったら是非結果を教えて頂ければ嬉しいです。BBSに書き込んで頂ければ幸いです。


【あとがき】
 これでアカペラをより魅力的に聴かせる魔法を紹介し終えました。書いた後で思ったのですがこの一連の記述はかなりマニアックです。ある程度MIXを経験されている方なら内容を十分理解頂けると思うのですがMIX初心者の方の場合ちょっと敷居が高いかも知れません。なので、僕の作った「ホワイト・クリスマス」で具体的にどのように設定を行って作ったかをもう少し詳しく書いてみようと思います。そのお話は次回することにしましょう。それではまた。


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