振り返ると(worth) ライナーノーツ | Metamorphosis-One オリジナルソング |
人生を振り返る年になった。色々な思いが巡る。でも、自分なりに思い通りの人生を生きてきた。これからもそうしようと思う。そんな気持ちを歌にしました。 新曲試聴 歌詞を見る |
【歌詞が先に出来た珍しい曲】
【ストリングスがうまく作れない】 「七夕伝説」で苦労して作った覚えのあるストリングスをこの曲の後半で入れてみよう思いつきました。この曲は2コーラスを繰り返しますが最初のコーラスはピアノの伴奏だけでしんみりと歌います。2コーラス目はストリングスを入れて歌い上げるって感じでクライマックスを盛り上げちゃおうと作り始めましたが慣れないせいかイマイチ思い通りの感じになりません。何かベターとしていて全然盛り上がらない。ちょっと思いついたのですが伴奏だからといってやはり手を抜いてはいけません。或るところでは音を抜いたりして音の密度を変え変化をつける必要があるようですが、それで改善できるかどうか確信はありません。
【リアルな音でやる気満々に】
ストリングスの伴奏はMIDIで作っているのでどうしても本物の音との違いを気にしてしまいます。だから、最近見つけたサウンド・フォントの音色を使ってよりリアルな音に近づけるよう頑張りました。今回バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4弦の音色をサウンドフォントで試してみました。コントラバスは実に見事です。本物そっくりに思えます。しかし、他の3弦の音は何か気に入りません。他のサウンド・フォントを試してみようと思いますが好みの音が見つかるかどうかはわかりません。その後色々なサウンド・フォントを試してみましたがありました、好みの音が。やっぱし探してみるものです。気に入ったのはAnotherGS Sound Fontというサウンド・フォントです。僕はクラシックは小さい頃聴いた記憶はあるのですが今聴くのはもっぱらジャズ、ポップスが主体です。そんな訳で本物そっくりかどうかはっきり認識できませんが昔聴いたおぼろげな記憶からすると本物そっくりに思えます。これでさらにサウンド・フォントにのめり込みそうです。この音を手に入れてからというものやる気満々でかなりストリングスの伴奏が充実しました。完成するのも間近かも。
【きりがないリアルな音への切望】
音色の不満はストリングスだけではありません。次はピアノの音色です。この曲で最初のコーラスはピアノのみで伴奏するのでMU−15のピアノの音色では満足できなくなってきました。MIDIを始めた時は今満足できないピアノの音を聴いて「おお、本物そっくりだ」と喜んでいたのですが、段々耳が肥えてきて微妙な音の違いがわかるようになってきたということなのでしょう。MU−15の音色も他の楽器と一緒の時はまあよい感じなのですが歌とピアノの伴奏のみの構成ではちょっと満足できないと言うわけです。そこで、ピアノもサウンド・フォントを使ってみました。この曲で使っているサウンドフォントは多分本物のスタインウェイのピアノを録音して作られたものだと思います。この素晴らしい音が何と無料で手に入ります。貴方がサウンド・ブラスターをお持ちならこのサイトに行って無料版をダウンロードすれば使えることができますよ。僕と同じように通常のMIDIのピアノの音に満足できなくなったら是非お試しを。
【コーラスを入れなかった珍しい曲】
僕はコーラスが好きなのでどの曲も大抵コーラスが入っています。ソロをフィーチャーするような曲でもバック・コーラスをついついつけたりしてしまいます。この曲はシンプルな感じが大事な気もします。コーラスとか入れてしまうとそういうのがどこかに行ってしまいそう。どうしようかと色々考えましたがやっぱりつけないことにします。
【ファルセットを使う広い音域】
この曲はファルセットの練習をしようと思ったのでちょっと高めの音域に設定しました。一番高い音程がA5、一番低い音程がA3でちょうど2オクターブの音域を使っています。低い声はF3まで出るのでもう少し低くすれば全て地声で歌えるようになるのですがそれではファルセットの練習になりません。歌詞で言うと「例え、過ちだって」というところがファルセット/地声の切替をするフレーズになっていてここがうまく歌えるようになるのが目標の1つです。
【いつものように凝ったコード進行】
この曲は転調こそしませんがいつものように懲りまくったコードを使っています。後半の歌詞で言うと「それでもいいさ」のところはA7 A♭7 G7 G♭7という具合に1拍ずつ半音で下がっていきます。面白いでしょ。