シンコペーション ライナーノーツ シンコペーション ライナーノーツ シンコペーション ライナーノーツ シンコペーション ライナーノーツ

シンコペーション(Syncopation) ライナーノーツ

Metamorphosis-One
オリジナルソング
君の乗りはOn Beat、僕の乗りはOff Beat。君ともっと仲良くしたいのに縮まらない君との距離。

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【Beatlesは僕のソウル・ソング】
シンコペーション ライナーノーツ 僕は、ロックが好きです。小さい頃は毎日、Beatlesを聴くのが日課になっていてこの手の音楽は親しみがあります。Beatlesは僕のソウルソングといってもいいかも。アルバム順に全部空で歌えました。毎日聴いてると成せる技ですね。笑)

【シンコペーションという曲名にしたのは...】
 この曲は歌詞よりメロディが最初に思いつきました。大抵の曲はメロディが先にできることが多いです。冒頭のメロディは、シンコペーションが多いメロディなのでこの題名をつけようと思いました。歌詞を考える段階で「シンコペーション」から連想されるものを色々考えているうちに、乗りが違うと言うことと、彼女との距離がちっとも縮まらないことを結びつけて作ってみようと思いつきました。

【On BeatとOff Beat】
 4拍子の曲の場合、4分音符を4つ書くことができますが、1,3拍のタイミングをOn Beatといいます。これに対して2,4拍をタイミングをOff Beatといいます。On BeatとOff Beatは永久に同じタイミングにはなりえません。だから、乗りになぞらえて距離が縮まらないという歌詞の内容にしました。

【手拍子に現れる乗りの感覚】
 さらに乗りの話といえばロックやジャズは2,4拍を強調する傾向があります。それを如実に表しているのが手拍子の打ち方に現れてきます。貴方は手拍子を打つ時どういう風に打ちますか?洋楽の場合は、まず2,4拍で手拍子を打ちます。略して2,4とか言ったりします。海外ミュージシャンのコンサート行った時手拍子を打つ機会があったりします。この時に誤って1,3拍で手拍子を打ってしまうと白い目でみられるので注意しましょう。口の悪い奴がそばにいると「イモ!」と罵声を浴びせられることがあるかもしれません。ん、よけいなお世話ですか!....失礼しました。

【なかなかうまく歌えなかったコーラス】
 このシンコペーションの多いメロディはうまく歌うのにちょっと苦労しました。この曲は初期の作品なのでファルセットなど使うなどまったく考えが及ばない頃でコーラスの音域は自分の地声で出る最高音をメロディの一番高い音に合わせてコーラスのボイシングを作ったのですが低い声部は音が低すぎて歌いにくくてしょうがありません。シンコペーションが一杯あるこのメロディを大きな声で歌おうとすると音程が滅茶苦茶になってしまい、一体僕は何を歌っているんだ?という感じになりうまくいきませんでした。もう根性で何回も入れなおして一番まともな録音を組み合わせてやっと完成することができました。

【ロックのギター・フレーズに初めて取り組む】
 この曲のバンド演奏を作るにあたり、課題が2つありました。1つ目の課題はロックギターのディストーション・ギターの音色をMIDIでどうやって作るかです。この辺の説明は、「Dangerous Night」にも詳しく書いていますが、デフォルトのMIDIの音では本物の音と差を感じてデフォルトの音では満足できなかったのですが試行錯誤して望みの音を手に入れることができました。2つ目が慣れないロック・ギターのフレーズをどうやって作るかです。曲の冒頭のギターフレーズは、どんな風にするかなかなか思いつかずちょっと点を仰いでしまいましたが、昔高校生の頃聴いていたロックを1週間ばかり聴きまくると少しずつフレーズが思いつくようになりました。それを少しずつ繋ぎ合わせ苦労して作りました。中間のツインギターのフレーズは、パッと思いつきました。珍しいこともあるもんです。

【正統派8ビートを目指したが...】
 この曲を作り始める時、全体のサウンドはクラシカル・ロックとでもいうのでしょうか伝統的なサウンドに仕上げようと意識して作っていました。伝統的なロックです。16分音符は入れずに8分音符だけで良い乗りのサウンドを作るんだアと頑張りましたが、なかなか良い仕上がりになりません。作っているうちにとうとう、中間に16分音符主体のブリッジを挿入してしまいました。ここのフレーズは、結構気に入っています。気に入ったブリッジを挿入したのですがそれでもなんか変化に乏しいアレンジです。

【アレンジのバリエーションを考える】
 曲の構成は3コーラスの繰り返しで作ったので繰り返しが多いのが原因かなと考えて歌詞で言うと「だめだぁああぁあ〜」の部分にバリエーションを加えてやることにしました。注意して聴いて貰えると微妙な違いがわかると思います。楽しんでもらえると嬉しい。

【ユニゾンは嫌いだけど】
 歌の冒頭の部分ですが、コーラスと、ピアノがユニゾンしています。ユニゾンというのは、同じメロディを違う楽器や歌で演奏すること。この曲の良い雰囲気を醸し出していると思うのですが、いかがでしょうか。ちなみに、metamor1はあまりユニゾンが好きではありません。とかく、コーラス好きなのでなんでも和音をつけたがる悪い癖があります。でも、ここのユニゾンに関してはこれがベストのサウンドだなあと感じます。


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