ライナー・ノーツ デンジャラス・ナイト ライナー・ノーツ デンジャラス・ナイト ライナー・ノーツ デンジャラス・ナイト ライナー・ノーツ デンジャラス・ナイト

デンジャラス・ナイト(Dangerous Night) ライナーノーツ

Metamorphosis-One
オリジナルソング
もう自分ではどうにもならないピュアな気持ち。どうか今夜、彼女にこの想いが伝わりますように...。ロックのリズムに乗ってディストーションギターが唸る!

YouTube 歌詞を見る  アカペラへの道


【ロックを作る】
ライナー・ノーツ デンジャラス・ナイト ロックの曲を作るぞおと、意気込んで作った作品です。意気込んで作ったせいか他の曲に比べると音色数が多いです。音色の数が多くなると、音が濁ってきたり、今まで聴こえていた音が聴こえにくくなったりしてそういうことを調整するノウハウを吸収するのに絶好の題材だったといえます。最終段階の調整ではかなり苦労しました。具体的にはパンを少しいじってみる。部分的に音を大きくする。敢えて一部の音を削除してしまう。...などなど。

【電車の中で思いついたメロディがきっかけ】
 この曲で最初に思いついたメロディは途中の「本能赴くままきっと....」の部分で、自分でもこれは良い曲になる予感がしました。思いついた時は電車の中だったので忘れないうちにあわてて譜面を取り出し夢中で書き留めました。 この曲は、ROCKなのでやはりギターが主役です。しかし、MIDIのディストーション・ギター、オーバードライブ・ギターなどのロック系の音色はちょっとしょぼくて気に入りませんでした。その頃はMIDI初心者だったのでどうしてよいのかわからない状態が続いたのですが色々調べるうちにMIDIでエフェクタがかけられることを知りました。僕の使っているMIDIは初心者用のMU−15です。

【MIDIのエフェクタでロック・ギターもどきの音を工夫】
 初心者用といっても侮ることなかれ。こいつはなんとエフェクタが星の数(数えてみたら69個!凄いでしょ)ほど付属していてその中にディストーションというエフェクトも入っています。しょぼいMIDIの音色にディストーションエフェクトをかけたら、ひょっとしたら望みの音が手に入るかも...と思い立ち、早速試してみました。筋金入りのロッカーに言わせたら所詮MIDIだね、偽者じゃんかって言われるかも知れませんが、その頃の僕には十分満足する音に思えました。これで俄然やる気がでて、ギターフレーズを入力しまくりました。

【キーボードで作るギター・フレーズ】
 これ、ギターでは弾いていません。僕はギターはCのコードがかろうじて弾ける程度です。かっちょいいロック・ギターなど弾けるはずもありません。キーボードでフレーズを入力した後、ギターらしさを出すためにMIDIデータを編集して作りました。ギターは弾けないけど頭のなかでジェフ・ベックがこの曲を弾くのを想像するんです。そのフレーズをキーボードで入力し、少し編集したら出来上がりというわけです。ちょっと、反則技のような気もしますが、ギターがうまく弾けないからしょうがないですよね。でも、ちょっと聴いた感じはほんとにギターを弾いてるみたいでしょ。

【レイテンシーに悩まされたドラムのリズム・パターン】
 さて、ドラムパターンもとても楽しみながら作りました。ドラムのパターンは曲を作る時に新たに作り前の曲で作ったパターンを使いまわすということはあまりしません。出来上がった曲のテイクを色々聴いてみるとこの曲の16分のドラム・パターンが僕の曲の中でも一番好き。よく作れたなと思えるぐらい。笑)この曲で音をまびくノウハウを得た気がします。MIDIはどうしても音を入れすぎてしまいます。だから、普通にドラマーのプレイを想像しながら作ると音を沢山入れすぎてしまい再生の時に音が多すぎてMIDIの再生処理の限界をこえてしまいたまにもたってしまったりする(レイテンシーといいます。)やっかいな現象が発生したりしました。とにかく悩みの種でしたがある日同時に鳴らす音を眺めて一番目立つ音を残し、鳴らしても聴こえそうにない音は全部削除してみました。この作戦は大当たり。音数も少なくなって狙い通りのサウンドにかなり近くなり飛び上がるぐらい嬉しい体験をしました。同じ悩みを持ってるミュージシャンの貴方、是非お試しあれ。

【プチ・アカペラを試す】
 2コーラス目のサビの部分は、思い切ってバンドの音は一切なくし、リードボーカル+4声バックコーラスのアレンジを試みました。音がパッとなくなり広がりのあるコーラスをバックにリード・ボーカルを歌うと小さな幸せを感じました。結構うまくできたと思うのですがいかがでしょうか?


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