さよならなんて思わないから ライナーノーツ | Metamorphosis-One オリジナルソング |
DJしぃ君の作った歌詞に僕のメロディを乗せた初のコラボレーション作品。 歌詞を見る |
【コラボレーション作品】
僕のファン・クラブの会員にDJしぃ君という人がいてある日作った歌詞にあった曲を作ってもらえないかとのメールが届きました。なんとなく雰囲気が感じられる歌詞なのでやってみようかと思い立ったのがこの曲ができるきっかけでした。思い立ったのはいいがいつものように良いメロディがなかなか浮かびません。しょうがないのである日ピアノの前に座って歌詞とにらめっこしながらウンウン唸ったらメロディが出てきました。でもそれで出来たのは最初の16小節。数日してからこのメロディにつながるサビの部分が頭に浮かびやっと曲が作れそうな状態になってきました。
【段々豪華になったバンド演奏】
最初はシンプルな感じにしようと思いギター1本で伴奏を作り始めました。ギターの音色で色々弾いて遊んでいるうちにちょっとイントロの旋律を思いつきました。こうなるとイメージが湧いて作る気満々になります。1コーラス分の伴奏はあまり悩まずすぐに作れました。で、2コーラス目以降どういう風に作るか色々考えましたがいつもの悪い癖でブラス・アンサンブルを入れたくなってきました。ブラスは作り始めると納得できるようになるためには結構データをいじらないとさまになりません。だから、作るのには時間がかかるのでどうしようかちょっと悩みました。が、入れたくなってしまったものはしょうがありません。こういうことは我慢すると体に良くないし....笑)結局思いついたブラス・セクションのフレーズを入れてしまいました。
【トロンボーンのアンサンブル】
ブラス・セクションで一番好きなのは何たってトロンボーンです。この曲もトロンボーンの5重奏団が活躍します。「七夕伝説」でも作ってみましたが、この曲でもトロンボーンの短いアンサンブルを作ってみました。アンサンブルのハーモニーをああでもないこうでもないと考えていると時間を忘れます。時間をかけて作ってみたものの出来はイマイチぱっとしません。何故かそう感じてしまいます。もっとよいハーモニーを作れる気がするのですがもう少し技を習得する必要があるようです。さてこの短いトロンボーンのアンサンブルを経て2コーラス目が始まります。
【曲を盛り上げる】
2コーラス目はエンディングで盛り上がるように用意周到に構成を考えたつもりです。最初の8小節はトロンボーン5本だけで伴奏します。アクセントに考えたのはまるでベースのようなトロンボーンの低音のフレーズ。これに4声の控えめな伴奏を添えました。次の8小節にベースとドラムスが入ってきます。ここは敢えてトロンボーンは入れません。8小節我慢するとサビになるのでここでちょっとリズミックなトロンボーンのフレーズを入れます。ここは結構気にいってます。裏にパンチのあるバッキングを入れたら全体がちょっと生きた感じになり俄然やる気が出てきました。サビを繰り返してエンディングに突入するのですがドラムスをちょっと派手にしてさらに盛り上げる感じにしました。自分でいうのもなんですがここの段々盛り上がっていく構成は結構うまく作れたつもりですがどうでしょうか?
【エンディング】
エンディングはトロンボーンのド派手なフレーズでまとめて段々音を落としていき静かに終わります。サビからは隠し味でオルゴールの音を入れることにしました。あまり大きな音にするとうるさい感じになってしまうのでかなり音量は絞りました。注意して聴くと鳴っているのがわかるぐらいです。こういう隠し味の音は重要な気がして結構時間をかけて作ったりします。