ライナーノーツ サンタがくれたクリスマス・ソング  ライナーノーツ サンタがくれたクリスマス・ソング  ライナーノーツ サンタがくれたクリスマス・ソング  ライナーノーツ サンタがくれたクリスマス・ソング

サンタがくれたクリスマス・ソング オルゴール版 ライナー・ノーツ

 
Metamorphosis-One
オリジナルソング
娘に贈ろうと思って作ったクリスマス・ソングをオルゴールタッチで作ってみました。従来の僕の作品とは趣きを異にしたメルヘンチックな音の世界を楽しんで頂けたら嬉しい。作っているうちに着メロとしてもいけそうなので着メロデータも作ってみました。以下のリンクからダウンロード可能です。

試聴(KANADERU.jp) 歌詞 着メロ 歌入りのライナーノーツ


【着メロ文化】
ライナーノーツ サンタがくれたクリスマス・ソング  最近は携帯電話が一般的になり世の中に浸透したなあという感じがします。着メロはダウンロードサイトが山のようにあり皆さん色んな曲をダウンロードして楽しんでいるようですね。巷に流れている曲を着メロにする場合が多いと思いますが個性的な着メロを聴く場合もあります。人それぞれという感じでちょっと文化になりつつある勢いです。僕の曲がもし誰か知らない人の携帯電話から流れたら...そんな痛快なことはない、作曲者冥利に尽きるというか涙がでそうになってしまう。

【着メロを作ってみたいが..】
 好い感じの着メロだったらひょっとしたらそんなこともあるかもしれない。そう思うと僕も自分のオリジナルソングを着メロにして配信してみようと思うこともありました。しかしですね、どんな風に作ればよいのか想像もつきませんでした。着メロを作ると言っても色々なアプローチが考えられます。こういうアプローチでアレンジしようという方針が決まらないとなかなか触手が動かないものです。具体的な方針がないまま作っても自分で納得いく作品は作れないものですよね、きっと。着メロにしたって同じこと。だから暫くほったらかしになっていました

【オルゴールの音色に触発されて】
 ところが、ある日ネット・サーフィンをしている時にあるサイトで自動的にオルゴールが鳴り出しました。このサイトは訪問するとMIDIの曲が再生されるように設定してあったようで、その調べがなんか物凄く心地良かったんです。暫く聴いていてちょっと閃きました。こういう感じで着メロを作ればいいんじゃないかなってね。ところでオルゴールって持ってたことありますか。僕のかすかな記憶ですが小さい頃お気に入りのオルゴールを持っていました。気に入っているのでたまにネジを巻いて演奏させるのですが透明のケースに入っていてオルゴールのなる様子が見ているとわかる構造になっていました。聴いている時は暇なのでそのオルゴールの鳴る様をよく観察していました。

【小さい頃聴いたオルゴール】
 そのオルゴールは金属の円筒形の筒が回転するようになっていて点字のような模様が施されています。さらによく観察すると突起した部分は色々な音程を鳴らすピンに引っかかるようになっていて突起がひっかかりピンをはじくと音が鳴る仕組みになっているんだということが判ってきました。ネジを巻いてオルゴールを鳴らすと金属の円筒がゆっくり回り出し突起したピンがメロディを奏で出すと言う訳です。こういうオルゴールを作る職人さんのことを思い浮かべると何か物凄くメルヘンチックな気分に浸れて好きだったなあ。同じようなオルゴールを作るのはかなり手間隙をかけないと作れない気がします。オルゴールそのものがうまく作れても曲のアレンジが悪くてはやはり良いオルゴールとはいえませんよね。良いオルゴールってちゃんと作ろうとするとほんとに難しいものじゃないだろうかなどと作れもしないのに色々なことを考えてしまう。いつのまにか僕のお気に入りのオルゴールも忘れ去りもう今となってはどこかへいってしまいました。本物のオルゴールは何処かへ行ってしまいましたが音だけなら作る方法はあります。MIDIを使えば、オルゴールそのものを作れないにしても音は簡単に再現できてしまいます。便利な世の中になったものです。そんな昔のことも懐かしみながら作ってみようという気が段々膨らんできました。

【オルゴールの音色で作り始めた着メロ】
 さて曲はどれにしたらいいだろうと色々思いを巡らせてみます。やっぱし、バラードがいいかなと考えているうちにこの曲がいいんじゃないかと思い始めました。ここまで、決まると早速作ってみたくなりました。オルゴールだからどんな感じで作るのか検討もつきませんがここでもう1つアイデアが浮かんできました。オルゴールの奏でる雰囲気に似たものといえばなんだと思いますか。アカペラが醸し出す雰囲気って似ていると思いませんか?要するに自分のアカペラのコーラスを作るつもりでアレンジすれば好い雰囲気で作れそうな気がしてきました。ここまで色々思いつけば後は作るだけです。

【アカペラを作る要領で作ってみたら】
 僕の場合MIDIで作ろうと考えました。まずは、メロディを入力します。次に一番下のベース・ノートを入力します。一番下のパートはコードのルートの音をなるべく使って作りますが、それだけでは面白くもなんともありません。アカペラのアレンジをする時のアレンジのコツとしてメロディに味付けするような副メロディをうまく加えるといい感じになるのでそういう感じでパートの旋律を加えると何となく骨格だけの曲という雰囲気になってきました。

【意外とすんなり作れてしまった着メロ】
 さて後の2声は先に作った音を飾るように色々なパターンで音を少しずつ付け加えていきます。おお、段々曲らしくなってきます。ここで飾りをつけすぎるとゴチャゴチャした感じになって注意しないといけません。下手をすると煮込みすぎたスープみたいになってしまうのでちょっと足りないかなぐらいでほどほどに止めておき、全体を頭から何回も流しながら4声分をさらにかっこよくなるように音をいじっていきます。ここで重要なのがある程度オリジナルのコードは無視してどんどんリハーモナイズしていくことです。ここの和音はG7だがA♭°でリハーモナイズしてみようみたいな感じで....。音を変えたら必ず聴いて感じを確認します。いけてないと思ったら別のリハーモナイズを考えます。そんなかんなで約2日間で初めてのオルゴール版のアレンジが完成しました。

【とうとう完成!!】
 さて、MIDIさえできればもう一息です。MIDIから各電話会社の携帯電話の着メロデータに変換してやれば出来上がりです。いまのところ、会社毎に独自のフォーマットがあって統一された規格などはないようです。機種毎にデータを作る必要があり面倒くさいのですが致し方ありません。僕の携帯電話はNTT−DOCOMOなのでまずはDOCOMO用のデータを作ってみました。最近は無料のソフトで簡単に変換ができることもわかりました。曲が気に入ったらダウンロードしてみてください。


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