【口説き文句】
歌詞の内容ですが「君の残りの人生を僕と一緒に過ごさないかい?」と歌っているのでこれは口説き文句といって良いのかもしれません。この曲の他に口説き文句といえば思い浮かぶのが「If I had you」。こちらは実に大袈裟な口説き文句。かたやこの曲は何と控え目な口説き文句でしょうか?色々な愛の表現の仕方があるものです。
【この曲のデビューの背景】
ちょっと気になって調べてみました。1969年の映画「The Happy Ending」の中で使われた曲で映画は日本では公開されなかったみたいです。この映画は大人のラブ・コメディらしいです。この曲がどういう場面で使われるかまではわかりませんでした。映画の中ではマイケル・ディースという男性ボーカリストが唄っています。曲を作ったのは僕のお気に入りの作曲家、ミッシェル・ルグラン。歌詞はAlan &Marilyn Bergmanが作ったとのこと。
【素朴な疑問】
この曲の悲しみに満ちたメロディには心惹かれるものがあります。でもね、何でこんなに悲しみに満ちたメロディなんだろうと素朴な疑問を抱いてしまいます。歌詞を見ればみるほどメロディとの感覚の差が気になってきます。誰か理由をご存知の方がいれば教えて欲しいです。何か納得できません。
【一途な想い】
僕はあまり英語が得意ではありませんが辞書片手に意味を調べていくと切なく愛おしい想いがじわじわと伝わってきます。「僕はずっと君の傍らで横顔を見ていたいんだよ。」好意を抱く人に囁かれたらグッと来ると思いますがそうじゃなければ...実に残酷ですが仕方がありません。それも言ってみないとどちらか判断できない。「君の残りの人生を僕と一緒に過ごさないかい?」の後、この歌の主人公はどんな返事を聞いたのでしょうか?それでこの悲しみに満ちたメロディです。この歌の主人公の想いは伝わらなかったのかな?とふと思えてきました。だからこのメロディなんじゃないかなってね?
【この曲のコード進行】
ミッシェル・ルグランが書く曲はどの曲もコード進行に特徴があると感じていてこの曲も例外ではありません。サビのコード進行は幾何学的な美しさがありしかも弾いてみるととても魅力的。ルグラン節って感じですよね。とても魅力を感じます。
【唄ってみたくなる曲】
この曲は昔から知っていましたが暫く忘れていました。鎌倉で無料コンサートがあって出かけていったのですが久しぶりにこの曲を聴いた瞬間唄いたい気持ちがもりもり沸きあがり僕の歌のレパートリーになりました。
【良い曲だけど唄いづらい】
この曲の出だしは難しいです。うまく唄えるようになるにはかなり練習が必要です。気長に練習するつもりですがいつになることやら?
今日はこれでお終い。
では、また明晩お会いしましょう。
[関連情報]
作曲:Michel Legrand
作詞:Alan &Marilyn Bergman