お気に入りの音楽千夜一夜 アディクテッド・トゥ・ユー お気に入りの音楽千夜一夜 アディクテッド・トゥ・ユー お気に入りの音楽千夜一夜 アディクテッド・トゥ・ユー お気に入りの音楽千夜一夜 アディクテッド・トゥ・ユー

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  第10夜 アディクテッド・トゥ・ユー(addicted to you)

【麻薬のように惹きつけられる】
お気に入りの音楽千夜一夜 アディクテッド・トゥ・ユー 私は洋楽かぶれを気取っているのでJ-Popはあまり聴きません。でも子供達がテレビでJ-Popのランキング番組を見るのにつられてたまにTVを見るので、結構曲は知っています。その中で、まるで麻薬のように惹きつけられた曲があります。それが、この「アディクテッド・トゥ・ユー」。そう、あの宇多田ヒカルさんのヒット曲。この曲を初めて聴いてから頭のどこかにメロディの断片がこびりつき気になってしょうがない。気がついたらCDを買ってました。あまりないことです。自慢じゃないけどいつもは相当気に入った音楽じゃないとCDは買いません。


【君に中毒...】
 アディクテッドてのは中毒になっちゃうという意味で正に僕はこの曲にアディクテッドしてしまったわけです。それにしてもアディクテッドっていうのは、実にいかしてる表現ですよね!恋する気持ちを実に端的に表しているなあと感心してしまいました。彼女の歌は何と言うかリズムがよく感じられるというかメリハリがあってとても好き。何か非凡なものを感じさせる歌だと思います。


【ハープのアルペジオ】
 この曲はハープのアルペジオで始まります。アルペジオというのは、コードで例えばド・ミ・ソの3つの音を同時に弾かずにリズムに合わせて「ド・ミ・ソ・ミ・ド・ミ・ソ・ミ」とバラバラに弾くことをいいます。「アディクテッド・トゥ・ユー」で演奏されるアルペジオは多分機械で演奏されています。機械的に一糸乱れぬリズムを刻むのですぐ分かります。一般的に機械的な繰り返しは音楽には馴染みにくいと思ってしまうのですがこれだけ割り切って端整にアルペジオを弾かれると「これでいいんじゃないかな?」と妙に納得してしまうのは僕だけではないと思います。普通、音楽には嫌われる単調さを逆手に取った見事なアレンジといえるのではないでしょうか。最初にこれを考えた人は偉大ですよね。


【機械で作る音楽の未来】
 先ほど機械的と言いましたがこの手の音楽を作る時はアルペジエータという便利な機能がありそういうものを使って作るのが一般的みたいです。最近は自動伴奏機能というさらに便利なものもあり音楽のジャンル別にジャズ風とか指定するとそれ風の伴奏があっという間に出来てしまうらしいです。ん、お前は使っているかって?僕の場合自分の思い通りのサウンドが作りたいというコダワリがあるので使っていません。今はまだ「ああ、機械を使っているなあ」と判ってしまいます。でも、こういう機能は今後もさらに進化していくと思われます。ジャンルどころかミュージシャン毎にいつの年代風にと指定したら本物と遜色ない伴奏が作れるようになっちゃったりして。もし、そんな風になってしまったらちょっと複雑な心境になってしまいます。でもコンピュータの進歩は凄い勢いで進化しているので生身の人間のプレイを楽々と再現してしまう時代は遅かれ早かれやってくるでしょう。そうなるとミュージシャンはいたたまれないなあ。ただライブの演奏などで感じられる臨場感みたいなものは機械で作り出すのは無理なような気がする反面近頃の楽器の進歩には目を見張るものがありひょっとしたらできちゃうかもと思えることもあります。音楽機材の進歩は今後も見守っていこうと思います。


【ほかで聴いたことがあるアルペジオ奏法】
 ところでこのアルペジオ奏法、どこかで聴いたことが...僕が最初に聴いたこれと同じようなハープのアルペジオは「オール・スルー・ザ・ナイト」。シンディー・ローパーという人が歌ったポップなナンバーで使われていたのを覚えています。。これ、大、大、大好きでした。この曲も麻薬のように引き付けられこの曲を聴くときはいつもシンディーと一緒に歌ってました。サビの部分に来るとそれはもう感情が高ぶって「we have no past!we won't reach back!keep with me forward all through the night!」と、大声で歌ってしまうのです。ほんと、良い曲。そんな昔が懐かしい。最初はハープのアルペジオ以外はシンディの歌だけです。そういうところもいかしてた。何か似てるけど、まあいいか。話がそれてしまったので戻そう。


【魅力の正体は...謎】
 それで、アルペジオがはいっていると麻薬のように惹きつけられるのかなというとそうじゃない。色々考えてみるとせつないメロディを歌うヒカルちゃんの声に魅力を感じるような気がしますがよくわからなくなってしまいました。結局、何が惹きつけるかわからずじまいです。謎は謎で残しておくことにします。結論を期待してたらごめんなさい。
 今夜は、これくらいでおやすみなさい。また、明晩お会いしましょう。


[関連情報]
作曲:宇多田ヒカル
作詩:宇多田ヒカル


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