【題名を探し求めて...】
ほんの一瞬流れたメロディ。題名を探し求めて..ついに見つけた!こんな経験したことありますか?私はいつも題名が知りたい、歌詞が知りたい曲が沢山あって困ってしまいます。この曲も最初のメロディが耳に残りだんだん気になってきたくちです。こうなるとどうしても知りたくなって、頭の中にメロディが駆け回ります。うろ覚えのメロディなので「あれ、次はどういうメロディだっけ?」でまたよけいに知りたくなる。こうなると、もういけません。しょっちゅうメロディが頭を駆け巡りある意味、おあずけを食らった犬のような状態といえばよいのでしょうか。知りたい欲望はうなぎのぼりに膨れ上がります。
【或る日TVで流れた映像を頼りに】
誰の曲かわかったのは、TVがきっかけでした。いつも頭の中で駆け回るメロディが或る日TVで流れました。TVの前にダッシュし画面を見る!「TINA」という文字が眼にはいりました。番組がJ-POPのCDランキング番組なので日本のアーティストであることも分かりました。色々調べて見るとこの曲は「Magic」という作品で、歌っているアーティストが「TINA」さんという方だということが分かりました。早速CDを買い、「Magic」を聴いてみます。色々想像したとおりのところと、そうじゃないところがあり、とても感慨深く聴けました。「ああ、ここのメロディはこんなだったんだあ」ていう具合です。それと、私にとってこの曲はかなりFITしているみたいで何度も聴きたくなってしまう。まさに魔力をもった曲となりました。この曲のどこに魅力を感じるのかを自分なりに考えてみます。初っ端の幻想的なメロディ、「TINA」さんのソウルフルな歌、曲を通して流れるビート、バックに流れるポップなギターのフレーズ...いずれも心惹かれますがそれだけではない何かを感じます。
【特有のギター・フレーズ】
ちなみにこの曲はギターのフレーズがないと、とてもつまらない曲になってしまいます。初っ端のギターフレーズは、かつて私がはまったバニラ・ファッジというロックグループの「Keep me hanging on」を彷彿とさせるもの。譜面にするとこんな感じです。
【同じ音しか弾いていないのに】
同じ音しか弾いてないでしょ!ペダルトーンってご存知ですか?日本語に約すと、「通奏低音」。低音部分はずっと同じ音を流しておいてその上に色々な音楽を乗せる音楽の作り方を言います。バッハ(音楽の父だっけ。バロック音楽の王様)なんか聴くとよくこのパターンがでてきます。このフレーズは頭から最後まで同じミの音しか弾いていません。低音ではありませんがペダルトーンの1種だと思っています。でも曲のコードはどんどん変わります。コードが変わるのとペダルトーンで演奏する部分がミックスされて作り出される独特のハーモニーに魅せられたのかな?と思ったりします。こういうのが個人的には大好きです。
【も一つギター・フレーズ】
また、この曲の中で登場するいかにもソウルフルなギターフレーズがあります。譜面にするとこんな感じ。
【ペダルトーンに通ずる感覚】
このフレーズが一定間隔で登場するのですがこれも広い意味でペダルトーンの一種なのかな?と思います。楽器を演奏できる方なら、このフレーズをちょっと弾いてみてください。クラシックとかにはない典型的なソウルサウンドのフレーズで魔力に取り付かれるかも?笑)音楽にとりつかれる魔力については今はここまでしか分かりませんが、もう少し掘り下げて考えてみるともっと明確な答えが見つかるかもしれません。
【真似したくなる癖】
いつもの癖でこういう良い曲は真似してみたくなる...でも、この曲は止めておこう。何故かって?だって、これ歌詞が完璧に女性の気持ちを歌った内容なので私が、歌ったらさぞ気持ちが悪いと....
【CDのイラスト】
ところで彼女のCDのイラストは、ハードボイルドって感じの女性が必ず登場するがとても好きなイラストばかり。Metamor1の曲にイラスト書いてくれる人いないかな?ちょっと高望みかな?
今夜は、これくらいでおやすみなさい。また、明晩お会いしましょう。
[関連情報]
作曲:Satoru Sugawara
作詩:Tina