いばらのファルセット~前途多難-手探りのファルセット
    2)シャイニー・ストッキング(Shiny stocking)

この曲の譜面は、前話と同様にまだMIDIに出会ったばかりの頃、一人バンドの形さえもなかった時期に作りました。コーラスボイシングも3声で作りました。大好きなマンハッタン・トランスファが歌ったらこうなるだろうと想像しながらね。ベイシー楽団によるビッグ・バンドの演奏が素晴らしくMIDIの伴奏は練習も兼ねてピアノやトランペットのフレーズをコピーしてなるべくベイシー楽団の演奏に似せて作ってみました。


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【ファルセットの割合の問題】
全体の音符の数=299
ファルセットを使った音符=99
ファルセットを使った割合=99/299=33%。

【音程の問題】
ミディアム・テンポの曲で勢いよく歌おうとすると声が上ずってしまう。何回も入れなおして奇跡的にうまくいったのでその録音を採用。実用には耐えないというのが正直な感想。
最後の「Shiny,shiny」というフィナーレの部分なので決まらないとかっこわるいの何の。どうしても歌いだしの最初の音が不安定になってしまう。気長に改善していこうと思っています。
【音域の問題】
曲中一番高い音はD5。一番低い音はF3でした。1.25オクターブの音域を使用。

【その他気がついた問題】
慣れていないせいもあり何回も入れなおすうちにすぐ声が枯れてしまう。
地声からファルセットに切り替えするフレーズは少なかったがヘタクソなのには変わりなしと実感。
ファルセットだとパンチのある声がなかなか出せない。どうしてもふわっとした感じになってしまう。力を入れて歌おうとすると声が上ずってしまう。どうすればうまく歌えるか検討がつかない。
この頃から、貸しスタジオで歌を録音しはじめました。その結果、少なくとも毎週1週間に2時間は大きな声で歌う時間が確保できるようになった。こういう風に定期的に継続して練習するって物凄く大事な気がする。ファルセットのレベルアップにもよい結果がもたらされると期待してしまう。


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