アカペラを目指して~
第7話 ワルツ・フォー・デビー
ビル・エバンスが作った美しいワルツ。この曲は好きで好きでたまらない。ある日、掲示板で知り合った親切な友人が歌詞を教えてくれたのがきっかけで取り組み始めました。プチ・アパペラ・パートは2箇所あります。1つが初っ端の16小節。これはエバンスが弾くテーマのピアノの音の組み立て方を参考にしてアカペラのボイシングを考えました。2つ目がピアノ・ソロの後のバロック風アカペラです。2つともかなり歌の技量が必要でなかなか納得できる仕上がりになりません。作り始めてから随分長い時間が経過してしまいましたが納得できる仕上がりになるまで気長に取り組んでいます。
完成したプチ・アカペラ・パートを聴く(その1)
完成したプチ・アカペラ・パートを聴く(その2)
【音域の問題】
- この曲のリード・ボーカルはほぼ女性の音域に設定したためほとんどファルセットで歌います。後半のバロック風の部分は2声目もファルセットを使います。まだまだ納得はできませんが、よくはなってきているのでこの曲で何とか一弾レベル・アップしたなと感じられる仕上がりになるまで地道に頑張ろうと思っています。
- この曲で使う最高音はF6。作り始めた時はこんな高い音がほんとに出るのか不安でしたが何とか出してます。調子が悪いと出ない日もあります。僕にとってはファルセットでも限界に近い高い音です。
【音程の問題】
- 作り始めた頃は何かすっとんきょうな感じがして何故かなと理由を考えましたが全体的に音程が微妙に高いためだからのようです。いたたまれない気持になりましたが何回も録音する内に少しずつ改善されてきました。が、まだヘタクソな女性ボーカルの領域から脱しきれずにいます。頑張るしかありませんが、手応えはあるので継続して努力あるのみです。
【アレンジの問題】
- 最初の16小節はエバンスのピアノの組み立てを参考にしたこともあり、思った以上に良い出来に仕上がったと思います。バロック風の部分は、まだイマイチ改善の必要があるかもしれませんが歌の技量が追いついていないのでここがまともになってからアレンジが改善が必要化見極めようと思っています。
【その他の問題】
- この曲のエンディングはビル・エバンスが弾くのと同じエンディングにしましたが、かなり奇天烈なコード進行(G♭ A△7 G△7 C7 F)なので2声以降が歌えません。笑)何回も繰り返し旋律を覚えて録音しましたがかなりいい加減に歌っています。聴いてみると意外とまともに聴こえたので一安心。もう一度録音しようと思っても二度と出来ないかも。
御感想、御指摘等のご連絡は、までどうぞ