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Music Magician

音楽に魔法をかけよう



  5.2)ジャズ・ランニング・ベースの作り方(基本編)

【はじめに】
最初に断っておきますが僕は先生についてベースを習ったことはありません。ここに書く内容は一人バンドで自己流で会得したことです。間違ったことを書いてる場合があるかもしれませんが御容赦を...ここで説明するのはある曲のコード譜があった場合そのコードから如何にそれらしいジャズ・ランニング・ベースを作るかという点に注力して説明したいと思います。

【ランニング・ベースを聴いてみるなら】
ジャズ・ランニング・ベースは1920〜40年代に花咲いたSwingスウィング・ジャズから少し時代を遡り40〜60年代に一世を風靡したモダン・ジャズあたりまでが守備範囲といえるでしょうか?ミディアム・テンポのベースの演奏は殆どがジャズ・ランニング・ベースのパターンで演奏されました。別名4ビートとか呼ばれることもあります。ピンとこない人のために具体的な曲名を挙げてみましょう。「In the mood」、「Take the A train」、「Bye bye black bird」、「Confirmation」...どうですか?ああ、こんな音楽かなと思い当たったでしょうか?思い当たらない場合は一度は実際の演奏を聴いてからこのページを読むことをお勧めします。予備知識がないとチンプンカンプンだと思います。それとコードの基本的な知識はあるものとして話を進めます。それじゃあ、始めよう。


 1)基本の2パターン
ベースは音楽の低音部を担当します。コードのルートと5thを基本に弾くことが多いです。例えばCのコードが書いてあるところではこんな風に演奏します。2つのパターンが考えられます。

なぜ2パターンあるかというとコードが変わった時にこの2つのパターンを組み合わせて音の流れを円滑にするためなんです。
例えば、Dm7|G7|C というコード進行があるとします。このコード進行に沿ってパターンTだけでベース・ラインを作ると以下のようになります。

音が飛びまくっていかにも弾き難そうです。実際に弾いてみると判りますがG7の部分だけ嫌に音が低くて違和感を感じます。え、1オクターブあげりゃいいじゃないかって?それでは今度は高すぎると感じると思います。具体的に以下のようにパターンを組み合わせると音の流れが円滑になります。


 音のデコボコがなくなり弾きやすくなり音の飛び方も改善されたでしょ。
 次に応用問題。DΦ7|G7|C の場合どうすればよいでしょうか?

 そうです。DΦ7の5thをフラットさせるだけであとは全て同じです。
 じゃあ最後の問題 C |C#゜|Dm7|G7

 そうです。C#゜の5thをフラットさせればOKですね。
 
 ここまで覚えればコードに沿ったベースラインを演奏することが出来ます。しかしですね、もう貴方も感じていると思いますがこのベースラインは恐ろしくイモで全然格好良くありません。次はこのイモなパターンを改良してランニング・ベースらしくする魔法を解説してみようと思います。但し、所詮「なんちゃって」ランニング・ベース・パターンではあります。真面目にベースラインを考えているベース奏者が奏でるランニング・ベースには敵いません。そこは割り切って読んでくださいね。
 2)ランニング・ベースらしくする手法
1)で説明した基本のパターンをいかにしてランニング・ベースらしくするか。その具体的な方法を解説します。これから紹介するのは実に単純明快な有効な方法です。魔法と呼ぶに相応しいかも。名づけて「半音移行法」。うそみたいにランニング・ベースらしくなりますよ。
 手法は小節の頭の1拍目の音の一つ前の4拍目の音を小節の頭の1拍目の音の半音上、または半音下の音に変更します。これだけです。「fig.5_1_3:パターンT、Uを組み合わせた基本パターン」を元に改善したものを譜面に現すと以下のようになります。

半音上を使うか半音下を使うかは好みの問題。基本パターンのまま演奏するのもあり。なので譜面の例以外にも自由に半音を使ったり、基本パターンをそのまま弾いたり沢山バリエーションを作ることが出来ます。
 さらに考え方を進めて3拍目でも同じことが出来ます。3拍目の直前の2拍目の音を3拍目の音の半音上、または半音下に変更します。
譜面に現すと以下のようになります。



 3)ランニング・ベースを実際に演奏する場合のコツ
この講座で演奏するパターンはベースで演奏するのが一番良いのですがピアノの低音部やギターの低音弦を使って演奏してもそれなりに聴こえます。その時に注意することが1つ。それが2,4を強調して弾いてみること。2,4とは2拍目と4拍目のこと1,3拍目に比べ強めに弾きます。たまにこれでもかというぐらいフォルテしてアクセントを付けるというのもありです。スィングしてないなと感じたら2,4を意識して弾いてみてください。



 イモさは半減しランニング・ベースらしくなったと思いませんか?しかし、本物のベーシストが奏でるランニング・ベースとはまだ歴然と差があります。

次回は半音移行法で少し改善した「なんちゃって」ランニング・ベース・パターンをさらに改善する魔法について解説します。


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