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【感性をくすぐる曲】
僕は西洋かぶれをきどっているので歌謡曲は殆ど聴かないです。が、世の中の常、例外ってものがある。この曲がその1つだ。随分昔ピーナッツという双子の女性ボーカルグループが歌っていた。嫌いじゃない。何故かと言われると困ってしまう。うまく説明できないが僕の感性をくすぐる曲らしい。
【古いアレンジ】
かなり古い曲なのでアレンジはその時代を反映していて時代を感じてしまう。古いポップスや歌謡曲を聴くと古さを感じることが多い。反してジャズは違う。例えばスィング時代に演奏されたビッグバンドの演奏は古さを感じない。「恋のバカンス」よりさらに時代を遡るのにです。それは音楽の完成度が高いということなのだろう。完成度の高い音楽はそれだけで聴く価値があると思うがかといって完成度が低いから聴かないということでもない。それは完成度の他に別の魅力があるからだと思う。
【古さにまさる魅力】
別の魅力も色々あるがよく感じるのはメロディの良さ。この曲もそう。切なさが良く出てる。コード進行がいかしてたりもする。この曲もそう。この手の曲は普通Cm7|Cm7|Fm7|Fm7|G7|G7|Cm7|Cm7|とするがFm7のところがD7になる。なかなかいかしている。好きだな、こういうの。
【リズムに変化を付けたくなるメロディ】
サビの後半のメロディは倍テンにしたくなる衝動に駆られるのは僕だけだろうか?。そういうことを感じさせるメロディってあまりお目にかかったことがない。リズムもジャズの4ビートに似た感じで通常のポップスのリズムとは一線を画している感じです。
【ロシアでは誰もが知っている曲】
この曲はロシアでは超有名な曲らしいです。放送関係で東京の特派員をしていた人が気に入りロシアで積極的にプロモーションして大ヒットしたということです。僕と同じようにこの曲に魅力を感じた人がいたと思うと何か嬉しいですね。ロシア人と友達になることがあったら「恋のバカンス」を知っているか是非聞いてみたいですが、そういう機会は訪れないだろうな?
【直感】
僕のように普通の歌謡曲は聴かないと思っていてもこの曲のように例外っていうものがあります。理由は無理に考えなくても良いのかもしれません。だから、何故って聞かないでほしいです。好きなものは好きなんだから仕方がないです。理由を考え付いてもうまく説明できているのか疑問が残ります。今日はこれでおしまい。
では、また明晩お会いしましょう。
[関連情報]
作曲:宮川泰
作詞:岩谷時子