【きっかけ】
ジャズ・ボーカリスト、清水秀子さんのライブで唄われていたのがきっかけで大好きになった曲です。僕好みのコード進行で聴いてすぐにレパートリーになってしまった感じ。
【友を励ますカラッとした唄】
この曲は落ち込んでいる友を励ます唄だと思います。「嫌なことはね、夢に包んでポイしちゃえばいいんだよ。」全編そんな感じで歌詞の内容がサバサバしてるというかとても明るい感じを受けます。夢に包むって具体的にどうすれば....などとウジウジ考えてはいけません。「曇った空はいつかは晴れるものよ。」ね、明るいでしょ。励ます時は明るく振舞って元気付ける。深刻な顔をしても仕方がありません。この曲を歌うとそういう気持ちになってきます。
【コードの数】
この曲は1小節に2つコードが入っています。キーをCとして最初の小節から|C G7/B|Am7 Am/G|って感じで進んでいきます。バラードなども1小節に2つコードがはいっていることが多いのですがテンポがゆっくりなので弾くことができますがこの曲はゆったりとした4ビートで演奏されるのでコードチェンジのタイミングがバラードに比べると忙しくなります。僕の場合弾き語りで演奏するのでコードチェンジの忙しさに気を取られていると唄のほうがハチャメチャになったり....。慣れるまで少々時間がかかりました。
【落ち込んだ時】
皆さん、人生を長く生きれば生きるほど落ち込む回数は増えていきます。一般的にいいことがあると、次には悪いことが起こります。いいことばかりで人生を終えられる人は多分いないですよね。悪いことも様々。同じ悪いことが起こってもある人にとっては人生最悪の事態がやってきたと感じる。別の人にとっては悪いことが起きたが気にせず生活できたりで人によって受け取り方は大きく違うと思います。僕も落ち込んだことは結構あるかも。落ち込んだ時自問自答します、何でこんなことが起こっちゃったんだろう。
【若気のいたり】
若い頃って希望に燃えてエネルギッシュです。しかしその反面落ち込んだ時にはこの世の終わりみたいにその内容に比べるとへこみ方が過激になったりします。そんなに頻繁に経験するわけではないので特にそうなのでしょうか?進歩しようという気持ちが逆転してそうなってしまうのかもしれません。僕も今から考えれば何で若い頃って必要以上に悲観的になっちゃったんだろうと思ったりします。ここで自殺しようなどと考えるのはあまりにも行き過ぎで思い留まるべきです。
【落ち込んだ時どうすべきか?】
落ち込んだ時はどうすればいいのでしょうか?自分自身を他人と同じように客観的にみれるようになることが一番大事な気がします。自分自身に降りかかった不幸な出来事にうまく対応できなかったりするとショックの大きさで自分自身が見えなくなってしまいます。そういう時にまるでTVに自分自身を写しそれを見るようにできたらいいなと思うのです。鏡を見るのも良いかも。きっと自分を見失った顔は自分自身でぎょっとするんじゃないかな。後は「まあ、何とかなるさ。」という鷹揚な心を持つことかな?人間カミソリの鋭さだけではやっていけません。斧のような無骨さも必要だと思いませんか。
【この曲を歌う時】
この曲を歌う時そんなことをぼんやり考えながら歌います。あ、これ練習する時ね!ステージで歌う時は頭の中は戦争状態でとてもそんな余裕はありません。練習の時みたいに歌えたらもう少しうまく歌えるようになるかなあ。
今日はこれでお終い。
では、また明晩お会いしましょう。
[関連情報]
作曲:Harry Barris
作詞:Ted Koehler & Billy Moll