【出張は意外に楽しめないもの?】
突然ですが飛行機って乗ったことありますか?そうしょっちゅうではありませんが、僕もたまに出張で飛行機に乗ることがあります。でも、余裕のある出張は少なく日帰りコースになるパターンが断然多い。もうちょっと余裕があれば1泊して出張先の観光巡りなんてできればなあと思うのですがなかなか実現できません。
【飛行機の出張は特に楽しくな~い?】
飛行機で日帰りするとイマイチ出張先にいった実感が湧きません。疲れていると飛行機の中は爆睡して気がついたらもう到着してしまったということがよくあります。帰りの飛行機の中も爆睡して帰ったらほとんど出張先の情緒に触れぬまま、移動の際の旅行気分も味わうことなく終わってしまいます。飛行機に乗っている時間は国内だと1~2時間ぐらいなのでちょっと遠くに外出するのと時間的にほとんど変わりません。なので飛行機の出張はいつも「何かつまんないなあ。仕事だからしょうがないけど...」ぐらいに思っていました。ところがですね、偶然この飛行機のしかも日帰りコースの出張についてくる楽しみ方を見つけてしまいました。知りたいですか?知りたいでしょ。今からお話しましょう。
【飛行機での出張の小さな楽しみ】
日帰り出張で帰りの飛行機では眠ってはいけません。この楽しみを経験できないからです。席は必ず窓際を取りましょう。丁度日が沈む頃を見計らって外を眺めると日常生活では見ることの出来ないすばらしい風景が出現します。次第に暗くなっていくに従って微妙に変化する色彩の織り成す世界は見ていて飽きることがありません。季節にもよりますが羽田空港に近づいて高度を落とし海やビルが見える頃にちょうど日が沈む時は特に絶景と感じます。暫く素敵な夜景を眺めていると自然にメロディが聴こえてきます....「ステラ・バイ・スターライト」、この曲が一番この雰囲気に合う気がします。テンポはちょっとゆっくりめの4ビートのような2ビートのようなどっちつかずのリズムでメロディはミュートトランペットで奏でるのがいいなあ。この曲は日本語の題名がついていて「星影のステラ」といいます。なかなかいかしたネーミングと思います。題名を聞くだけで色々なイメージが自然に湧いてきます。
【夜景を見る幸せ】
人にもよると思いますが、こうやって夜景を見ていると小さな幸せを感じるなあ。僕は夜景を見るのが好き。ビルの暗いシルエットに点々とちらばる小さな灯りとかみているとなんかほっとするものを感じます。ちなみに僕はマンション住まいですが5階に部屋があります。外にでるとけっこう遠くまで見渡せます。海が近いので港も臨めます。運が良いと「ボーッ」て船の汽笛の音が聞こえたりすることもあります。よく夜中に外に出て眺めたりします。僕の曲で「ロンリー・ナイト」という曲がありますがマンションの5階から夜景を眺めていて思いついきました。いい気持になるとメロディが浮かびやすくなるのかもしれませんね。
【昔感動した星空】
ビルの夜景もいいもんですが星空もいいもんですね。僕は横浜に住んでいるので星空はほとんど見えませんが、高校の頃、星空を見て感動した覚えがあります。僕の高校は何故か修学旅行がありませんでした。その代わりに林間学校みたいなところに行きました。山の上のほうにあるのでとても空気が澄んでいます。そこで天の川を見に行こうという催しがありました。最初は星を見るだけで何が楽しいんだとまったく気乗りしませんでしたが他にすることもないのでまあ行ってみるかと渋々重い腰を上げました。ところがです。空を見上げて仰天してしまいました。日常はどうせ見えないので星を見ようとすることはほとんどありません。だから余計にびっくりしたのですが星が今にも落っこちてきそうなぐらい沢山沢山瞬いていてまるでそれは川が流れるように星が繋がっているのです。「ああ、だから天の川っていうんだ。」と実感することが出来てとても感動しました。山に行く機会があったら是非もう一度あの感動をよみがえらせてみたいと思います。今日は、これで御終い。
では、また明晩お会いしましょう。
[関連情報]
作曲:Ned Washington
作詩:Victor Young