お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ

お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフお気に入りの音楽 千夜一夜



  第19夜 オール・バイ・マイ・セルフ(All by myself)

【観そびれてしまった映画】
お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ「ブリジット・ジョーンズの日記」という映画をご存知でしょうか?この映画の予告編とか観て、観たいなあと思っていたのがとうとう機会がなくてみそびれてしまった映画でした。何となくですが、ほのぼのとした雰囲気が感じられて僕の好きそうな映画だとピンとくるものがありいつかは観てみたいなと思っていた映画でした。ところで最近、細君と娘がサッカー観戦したいのでスカパーにはいろうと言い出しました。スカパーはスポーツだけじゃなく映画や音楽の専門チャンネルもあって色々な番組が見られます。僕も映画のチャンネルがあるのはいいかなと思ったのでOKしました。で、そのうちスカパーに入ったお陰で、ちょうど番組表が目にとまりこの映画をみることができました。


【映画でコミカルな場面で使われたのを観て驚く】
 「オール・バイ・マイセルフ」は、この映画の最初のほうで登場します。ちょっとコミカルにまだ結婚できないでいる主人公のあせりを表現するためにこの曲が使われていて、ちょっとオーバーな身振りを交えてある時は投やりな感じで、ある時は悲愴に歌を主人公の彼女自身(レニー・ゼルウィガー)が歌っています。オリジナルとはちょっとイメージが違いますが、妙にメロディがその雰囲気とマッチしていてこの曲を採用したスタッフのセンスのよさに感心してしまいました。映画を見れば良くわかりますがほんとにピッタシカンカンの雰囲気でひょっとしたらレニー・ゼルウィガーの演技力の賜物なのかもしれません。この曲を作ったのは、エリック・カルメンという人で「ブリジット・ジョーンズの日記」とは、雰囲気が違いこちらはシリアスそのもの。重苦しいせつない雰囲気が伝わってきます。


【クラシックの匂いのする曲】
 この曲は若い頃、弾き語りのレパートリーにしてました。エリック・カルメンは知りませんでしたが、僕が、歌ったら合うんじゃないかって紹介してくれた人がいて、それがきっかけで僕の弾き語りのレパートリーになりました。この曲は、クラシックの匂いがする曲で、特に中間でピアノのソロがはいる部分があるのですが、まさにクラシックそのもの。このソロの部分はとても好きで、おおこうやって弾けばいいのかあと感心しながらコピーした思い出があります。エリック・カルメンがどんな音楽の経歴を持つのかはよく知りませんが多分クラシックのキャリアがあるのでしょう。


【シンプル・イズ・ベストが似合う素敵なイントロ】
 イントロも雰囲気があったフレーズでとても好きです。このイントロ1度と5度の音しか使っていません。ポップスの曲でたまに使われる音の使い方です。譜面にするとこんな感じになります。

 要するに、ドとソの音しか使っておらず単純なフレーズですよね。でもバカにしちゃあいけません。これがなかなか雰囲気のあるフレーズなんですね。音を沢山使えばそれだけゴージャスになりますが、逆にこんな風にして単純な音の使い方でも独特な雰囲気を出せるという好例です。ピアノをお持ちならちょっと弾いて見てください。少しだけエリック・カルメンになった気持が味わえますよ。笑)


【映画で思い出した感覚】
この曲はクラシックの匂いのするポップスということで独特の雰囲気をもっている曲だと感じます。「ブリジット・ジョーンズの日記」を観ていてこの曲が流れた時は、物凄く懐かしくてこれがきっかけでもう一度歌ってみようと思いました。僕の場合、どちらの雰囲気で演るかって?それは、やっぱりエリック・カルメンのほうでやります。芸達者ではないので....今日は、これでおしまい。
 では、また明晩お会いしましょう。


[関連情報]
作曲:エリック・カルメン
作詩:エリック・カルメン


 お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフ    御感想、御指摘等のご連絡は、お気に入りの音楽千夜一夜 オール・バイ・マイ・セルフまでどうぞ