【ヒットはしなかったが好きな曲】
ビートルズのアルバムで「ビートルズがやってくるヤアヤアヤア」の一番最後に収められている曲です。あまりヒットしなかったと思いますが、私の心にしっかりと刻まれた曲で今聴いても古さは感じず、感動します。ビートルズは私にとってソウル・ソングと呼ぶに相応しい存在で個人的には一番関りの深いミュージシャンだと思います。6歳年上の叔父がいて(当時中学生)その影響で小学校1年からビートルズを聴いていました。ちょうどエレキ・ギターがもてはやされた時期でした。
【熱狂的ビートルズ・ファン】
小さい頃は一旦はまるととことんいってしまうものでビートルズは好きで好きでたまらず毎日学校から帰るとまずは、ビートルズのレコードをかけるという毎日を繰り返していました。僕の家は田舎だったのでレコード屋さんは傍にありません。新譜がでると30分電車に乗って兄貴とレコード屋に即買いに行くという熱烈ファンぶりでした。「White Album」が出る頃までそんな状況が続いたので小学校、中学校はビートルズを聴いて育ったと言っても過言ではありません。
【個性的なイントロ】
この曲はイントロ部分からして個性的です。キーが4小節ごとに長調になったり短調になったりします。長調というのは、「ドレミ..」という具合にドの音からはじまる音階で楽しい感じの曲を作るときに使われる音階。短調というのは「ラシド..」という具合にラの音からはじまる音階で悲しい曲調の曲を作るときに使われる音階です。この頃の曲の構成は1つの曲では長調、短調どちらかで曲が構成されるのが普通です。まれに長調、短調織り交ぜた曲も作られましたがキーがハ長調(ドからはじまる)だったら短調はイ長調(ラからはじまる)のが普通です。どこが個性的かというとハ長調で始まり、イ短調ではなくハ短調で繋がるのです。その頃、覚えたてのギターでどんなコードを使ってるのかなあとコピーを試みてそれに気がつきました。
ビートルズの曲はコピーしてみると通常の楽譜に載っているコードをちょっとひねった味わい深いコード進行がたまに出現するのでとても好き。僕がコードに凝るのもそういう少年時代の過ごし方で影響を受けたのかもしれません。
【短調と長調】
長調、短調の話がでてきたので下に12音階を表でまとめておきます。
調の呼び名 | ハ 長調 | 嬰ハ 長調 変ニ 長調 | ニ 長調 | 嬰ニ 長調 変ホ 長調 | ヘ 長調 | ホ 長調 | 嬰ヘ 長調 変ト 長調 | ト 長調 | 嬰ト 長調 変イ 長調 | イ 長調 | 嬰イ 長調 変ロ 長調 | ロ 長調 |
相対ドの位置 | ド | ド# レ♭ | レ | レ# ミ♭ | ミ | ファ | ファ# ソ♭ | ソ | ソ# ラ♭ | ラ | ラ# シ♭ | シ |
対応コード | C | C# D♭ | D | D# E♭ | E | F | F# G♭ | G | G# A♭ | A | A# B♭ | B |
♭の数 | 0 | 5 | - | 3 | - | 1 | 6 | - | 4 | - | 2 | - |
#の数 | 0 | - | 2 | - | 4 | - | - | 1 | - | 3 | - | 5 |
今日はこれでおしまい。では、また明晩お会いしましょう。
[関連情報]
作詞:調査中
作曲:調査中