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  第3夜 シャイニー・ストッキング(Shiny Stocking)

【お気に入りのアルバムに入っている曲】
 SwingJazzの大御所、カウント・ベイシー(Count Basie)楽団(ビッグ・バンド)のナンバーです。特に、「Basie In London」に収められているものが好き。このアルバムは「シャイニー・ストッキング」の他にも、「Jumping at woodside」、「Corner Pocket」などの名曲も収録されていて私が特にお気に入りのアルバムです。


【ビッグ・バンドの生の迫力】
ベイシー楽団を初めとするビッグ・バンドの音楽はかつて一世を風靡し今聴いても、色褪せない魅力を感じます。この曲は私の所属してたビッグ・バンド・サークルのレパートリーでもあり、最初はサークルのビッグ・バンドの演奏を聞いたのが初めてでした。BigBandは、大人数で構成されます。私が所属していたビッグ・バンド・サークルはトランペット4名、サックス5名、トロンボーン4名、リズムセクション4名の計17名で構成されていました。これだけの大人数ですから生で聴くのはレコードで聴くのとは訳が違い臨場感がありかなりの迫力があります。この曲も一度聴いてすぐ好きになりました。


【味のあるベイシーのピアノ】
 ビッグ・バンド・サークルの譜面は、「Basie in London」をコピーしたものだったように記憶してます。最初は、Basieのピアノソロから始まります。ベイシーのピアノは、オスカー・ピーターソンのような華やかさは、ありませんが、リズムのあやというか独特の趣があって聴けば聴くほど味が出てくるという感じです。何度聴いても飽きないなあ。リズムは、ミディアムテンポの4ビート。4ビートというリズムはあまりなじみがないかもしれません。ジャズ特有のリズムでビッグ・バンド・サークルでは「ズバズバ」と表現していました。こんな感じの音楽です。→4ビートをちょっと聴く


【夢のコーラスグループは夢と消えて】
私は、コーラスが好きなので、好きな曲ができるとその曲をコーラスで歌ってみたいと考えてしまう悪い癖?笑)があります。ビッグ・バンド・サークルにいた頃、録音できる機材といえばカセットテープ。カセットテープを何回か重ね録りすればコーラスにできると思い立ち実際やってみたことがあります。結果はどうだったかって?ご想像通り惨憺たる結果でホワイト・ノイズの中に微かにコーラスの歌声が聞こえるという感じで聴くに耐えないものでした!結局、これは機材が十分揃っていないと実現できない私のような貧乏学生には夢の話なんだなとあきらめてしまい長い間この夢はほったらかしになっていました。。しかし、コーラスをやりたい夢は捨てきれません。月日は流れ、社会人となり「最近音楽してねえなあ」と思いながらふと楽器屋に寄ってみるとMIDIの機材が2,3万で買えることを知りました。(昔は、10万を越える価格でちょっと手がでないなあと思ってました)これくらいなら買ってみるかと購入していろいろ遊んでみました。


【技術進歩で実現できた昔の夢】
 最近のデジタル技術の進歩は凄まじく購入した小さなMIDIの箱がはるか昔に買ったDX-7とは比べものにならないくらい高性能を発揮することが分かりました。ピアノの音といい、ブラスの音といい本物と全然変わらない良い音じゃないか!それだけではありません。さらに調べていくとハードディスクレコーディングというのができるらしい。MIDIをコントロールするソフトをシーケンサといいます。昔は、MIDIを鳴らすだけの機能でしたが月日が流れるにつれどんどん進化し今やMIDIを操作するだけではなくマイクからの録音もPCに取り込めてしまう。デジタルだから何回重ねても大丈夫。ソフトだから処理能力が許す限り何トラックでも使えてしまいます。待てよ、それじゃあ、かつてカセット・テープで試そうとしたことが今はホワイトノイズなしでできるということじゃないか..とMIDI購入をきっかけにして安い機材で夢が実現できることがわかったとたん、ムラムラと音楽をやる気が沸いてきました。それで初めにチャレンジしたのが、この「シャイニー・ストッキング」です。


【待てど暮らせどMTは演らなかった】
 この曲は、結構有名だと思うのですが私のお気に入りのコーラスグループである「マンハッタン・トランスファ」も私の知る限り取り上げていません。昔から取り上げてくれればいいのにと思っていましたが、マンハッタン・トランスファがやらないなら私が..という意気込みでマンハッタン・トランスファチックな「Shiny Stocking」を作ってみようと思い立ちました。まず、ビッグ・バンドの伴奏を作らねばなりません。「Basie in London」の雰囲気をできるだけ忠実に再現したいため、各パートをできるだけ忠実に耳コピーしました。ドラムのオカズ、ピアノのソロなども全部!1週間ぐらいかかったかな?コーラスは3声で構成して、伴奏に合わせて録音し夢のコーラスグループの作品が初めて完成しました。
今夜は、これくらいでおやすみなさい。また、明晩お会いしましょう。


      *:YAMAHAの超ベストセラー・シンセサイザ。20年ぐらい前一世を風靡した。

[関連情報]
作曲:Frank Foster
作詞:調査中
アルバム:「Basie in London」(Count Basie & his Orchestra)


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